アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎

症状

強いかゆみ
皮膚のかさつき
眠れない
集中できなくなる
かきむしる
上記のような症状を繰り返します。よくなったり悪くなったりしながら、長期間続きます。乳児期から発症して、成長とともにおさまっていくこともあります。かゆいので掻いてしまいますが、掻くと悪化してしまいます。ひどくなるとただれて、「とびひ」になったり膿を持つこともあるので注意が必要です。

原因

食物アレルギーによるもののほか、乾燥肌やハウスダスト、ダニ、汗、ストレスなどさまざまな原因が考えられます。

治療

外用薬(塗り薬)、飲み薬

ステロイド剤(副腎皮質ホルモン)について

ステロイド剤は副作用があるからと、過剰に恐れる方がいらっしゃいますが、ステロイド剤=副腎皮質ホルモンは、体内でつくられるホルモンで、体内で身体を守る働きをしています。また、炎症を鎮めたり、免疫を弱めてアレルギー反応を抑える効果もあり、この働きを治療に利用しているのです。炎症が悪化しているときは、ステロイド剤は短期間で症状を和らげてくれます。ただし長期間使用すると、肌の赤みや皮膚が薄くなるなどの副作用が出る場合があります。長期間の使用は避け、少量から適切に使用すれば、治療に大いに効果を発揮するので、ステロイド剤を上手に活用することが、アトピー性皮膚炎の治療の鍵となります。

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