湿疹・かぶれ

湿疹・かぶれ

症状

何らかの刺激によって皮膚が赤くなったり、ブツブツができたり、水泡状になったりします。かゆみや痛みを伴うこともあります。

湿疹・かぶれの種類

●おむつかぶれ(おむつ皮膚炎)
おむつにより通気性が悪くなり、尿や便の刺激により炎症を起こします。夏場は汗によってあせもができたり、カビが原因で起こる場合もあります。おむつで擦れて炎症を起こすこともあります。おしり全体が赤くなったり、ブツブツとした湿疹が出ます。特に新生児期は、便の回数が多いため、おむつかぶれになりやすいといえます。

●あせも
汗が刺激となって炎症を起こし、湿疹が出ます。かゆみを伴って、小さいブツブツができます。首や額、肘の内側、足の付け根、頭などにできやすいようです。

●金属アレルギー(アレルギー性接触皮膚炎)
ネックレスやピアス、時計のベルト、ベルトのバックルなどの金属による刺激で炎症を起こします。金属の種類としては、ニッケル、コバルト、スズ、銀、アルミニウム、亜鉛、鉄などイオン化傾向の高い金属が挙げられます。かゆみを伴って赤くなったり、湿疹が出てきたりします。

●湿布によるかぶれ
接触による皮膚炎のひとつで、湿布を貼ることによってかぶれを起こしてしまうことがあります。湿布そのものの成分や汗によってかぶれる場合もありますが、はがしたあとしばらくしてから反応が出る場合は、光線過敏症を起こしていることが考えられます。光線過敏症は、湿布をはがしたあとに皮膚に残った薬剤に紫外線が反応して起こります。

●薬疹
薬が刺激となって反応を起こし、発疹やかぶれなど皮膚の症状が起こることがあります。重症の場合はショック症状を起こす場合もあります。どんな薬を飲んだかを覚えておくことと、同じ薬を飲んで再発することが多いので、注意が必要です。

●脂漏性皮膚炎
頭や顔などに皮脂が過剰に分泌されて、皮膚に湿疹が起こります。カビが関係しているといわれています。かゆみを伴って、赤くなったり、皮膚が薄くはがれることもあり、フケだと思ってしまうこともあります。

●植物や虫によるかぶれ
植物や虫に接触することによって、皮膚に炎症を起こします。かぶれやすい植物にウルシやハゼノキ、ギンナンなどがあります。また、毛虫に触れてかぶれることもあります。夏はキャンプや川などへ出かける機会も多いので注意が必要です。

治療

外用薬(塗り薬)、飲み薬
原因の除去や日常生活の指導など

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